人間のお菓子を動物にあげてはいけません

先日の遠足が恙無く終わったので、三月からそれについて心を痛めていた私はようやく肩の荷が下りて抜け殻です。ふぅ。
雨が降ったら体育館でドッヂボールなんかさせなきゃならなくて、そんなことになったらきっとすぐに飽きて暴動が起きると思っていたから、何とか晴天で本当によかった。
しかし、姫さまの中には、前代未聞の「遠足に自転車で来た子」あり、「カメラ可って書いてあるからいいと思って携帯電話で写真を撮りました、という子」あり、「理由はよくわからないけど泣いている子」あり、「オウムとオウム語で会話をする子」あり、「持ってきたスナック菓子を象にあげようとしている子」あり。ああああ。どうしてそう、私の想像を超えることばかりするんだ!

まぁ、そんな大事になったり、怪我とか病気とかもなかったし、お弁当はおいしくいただけたし(海老入りだった! さすが千円もしただけのことはある)姫さまたちは飴とかチョコレートとかくれたし、レッサーパンダが気絶もののかわいらしさだったし、私もそれなりに楽しんだのですが。

あ。私、普通に歩いていたら小学校の先生(一緒にいた姫さまの旧師らしい)に中学校で新しくできたお友達と思われたらしい。あんまりです。高校生に間違われるのは話のねたになるが、中学生に間違われたら自分の10年分くらいの人生ってなんだったの? な気分になる。本物の中学生は私が正直に何の偽りもなく自分の年齢を述べても誰も信じてくれません。まあ確かに、きりがいいからごまかしているような感じにならなくもないが。
私と一緒に中学に通っていた友人なんかもうすぐお母さんになるって言うのにさ。その友人のほうが私よりもっと中学生めいているのにさ。たぶん。きっと。おそらく。私たちはもう、四捨五入したら30の歳です。