オリバー

三月一日まで私の生徒だったお嬢さん方がまたも素敵な音楽会を。
演目はミュージカル「オリバー」 
「オリバー」のお話はハッピーエンドだし、悲しいめそめそするような話ではないのですが、孤児院を追い出されるオリバーの「何処にいるの? 僕のお母さん 何処にあるの? 愛」って歌を聴いて泣きそうになり、「それぞれの才能を活かして自分で自分の仕事を見つける」という台詞に感動し(これはもちろん顧問の先生がお考えになった)アンコールの「ありがとう」という曲で出演したお嬢さん方が泣いているのを見てまた泣きそうになった。私は大丈夫なんでしょうか?

さて。「才能を活かした仕事」ですが、次年度の私には才能でも能力でも処理できないものすごい業務が割り当てられているみたいです。
私だいたい、並外れた方向音痴で、どっかに遊びに行くときもみんなのあとについて行くのでやっとの人間なのに。そんな私にお嬢さん方の遠足を任せるなんて絶対間違ってる。私はもともとみんなで揃ってどっかに行ったり、集団で行事に取り組んだりするの、苦手なのになぁ。その上ほかの人を纏めたり、リーダーシップをとったりするのも避けて通ってきた道なのに生徒会の係りになっちゃうし。図書の係りはまだいいとして、学校のボランティア窓口の係りにもなったし、このずぼらな私に学年からは検定試験の係りと会計の係りが振られたし。
これら事務の仕事だけで私は気絶すると思うのですが、当然そのほかに授業とか朝補講もあるわけで。あれー、私って、そんなに才能豊かだったかなぁ? あははー。

というわけで2006年度の私は「眠っている豊かな才能を開花させる」ことを目標に日々の勤めに励んでいこうと思います。