そういうわけで『東京タワー』

私は断然、透くんと詩史さんの恋よりも耕二くんと喜美子さんの恋の方が理解しやすいのですが。うん。私、上品な恋愛って好きじゃないんだ。梨の香りの石鹸、とか、軽井沢の別荘、とか駄目だ。恋愛って、汚い連れ込みホテル(最早ラブホテルでさえもないような)の最安の部屋で、風呂にも入らないでもくっつきたいと思うようなものじゃないかなぁ、と。
赤目四十八瀧心中未遂』を撮るとき荒戸源治郎さんは「食べるシーンは情事のように。絡みのシーンは格闘のように」と指示したそうですが、そういうのが良いな。
というわけで、情事のような食事をしてみたいものだと思う今日この頃です。ふぅ。