煙草のお話。

この春くらいから秋口まで適当に禁煙(周りに吸う人ばかりが居る時だけ吸う)していたのですが、最近、ちまちま再開をしていました。卒業したら止めるので、あと僅かですが。多分。・・・・・・。多分。

初めて吸った煙草はゴールデンバッドの両切りでした。東京の閣下のご愛用の品を下賜して戴いたのですが吸い難く(紙巻煙草なので吸い口が溶けてべたべたになる)私には不適切でした。さまざまな方々が「ゴールデンバッドは不味いよ」と仰るのですが、その時は他の煙草の味を知らなかったわけですから「こういうもんか」と思っていたのでした。
その次がマルボロの赤。ちゃんと自分で買った最初の煙草がこれです。フィルターのある煙草って吸いやすいんだなぁ、と大変感心しました。そしてゴールデンバッドよりじっとりと重い感じのする味だなぁ、と思いました。
それに並行してお友達にセーラムの1㎎を貰っていました。マルボロの赤がきつい煙草なので「そんなのばっかり吸ってたら死んじゃうよー」と言われて「じゃ、そっちを頂戴」と貰っていたのでした。メントールの煙草ってミントのチューインガムみたい、と思っていました。
マルボロはどうも吸い難い、と思ったので、ラッキーストライクの赤に変えてみました。マルボロとはかなり違った意味でくせがあって、これも苦手かも、と思いました。それで、もしかしたらメントールの煙草なら美味しく戴けるのではないか、と漸く気付きマルボロの緑、ラッキーストライクの緑、等を吸いました。マルボロはなんだか辛く、ラッキーストライクの方が好みでした。
その頃、東京の閣下が「メントール煙草なんて、駄目だ」と発言し、私は「この人は未だにメントール煙草が生殖能力に影響を及ぼす、とかいうお話を信じているのだろうか」と訝り、尋ねようとして殴られたり(嘘)しました。
で、閣下に殴られたので(嘘)メントールから足を洗ってナースの姐さん(更紗未々のお友達には本物の看護婦さんが居るんですよー。いいだろー)から貰ったセブンスターを吸ったりマイルドセブンを吸ったり看護婦って喫煙率が高いんだよー、という話を聞いたりしていました。
それからほんの短い間、青いハイライトを吸っていたのですが、ある日突然発売されたハイライトメントールに電撃的に恋に落ちて、喫煙再開した今も日々ぽん先輩にそれを戴いている、と言う訳でした。
・・・・・・。先輩ごめんなさい。そろそろ自立した喫煙者になります。

しかしあれですね。煙草遍歴を思い返すのと、異性関係の遍歴を思い出すのとって似ているのかもしれないですね。今学部の三年生の男の子が日々新しい煙草に挑戦しているのですが(しかし若いんだから葉巻は止めなさい。30年早い)彼はお顔立ちがホストっぽい為、本当に吸った煙草の銘柄だけ女を変えていそうに見える。本人真面目でお勉強熱心ななのに。良いのやら、悪いのやら。

ゴールデンバッドが不味くてよかった。もう手を出そうって気にならないから。マルボロもセブンスターももういいや。学校出るまでハイライトメントールに操を捧げようと思います。貞淑になろう。ほほほほほ。