恋の門 その2。

ジュンク堂に行ったら『恋の門』ハンディ版の三巻四巻が売られていたので早速買ってきました。
漸く毬藻田さんの登場です。恋乃さんが大変です。門くんは相変わらずです。けど、蒼木門くんは偉いと思う。変人だけど。なんて言うかこう、恋愛期に女の人が「こうして欲しい」ということを結構要所要所でこなしていると言うか。そして恋乃さんのお父様とお母様が素敵な感じです。証一家に比べたらうちなんか真っ当すぎて何の面白味もありませんよ。そして門くんのお父さんは日本画家だったことがわかりました。お兄さんが居たことも。しかしあれです。毬藻田さんはいい人です。素敵です。門くんが松田龍平さんじゃなかったら大変迷うところです。松尾スズキ氏はいろんな意味で天才だと思いますが、この世のものとは思えないほど美しい松田龍平さんとでは比べるべくもありません。

とにかく!皆さん書店にて『恋の門』を見かけたらすぐさま買って貪るように読むべきです。そして筋の面白さを味わったら、次はじっくりと帯の写真を堪能してください。三巻の写真は松田龍平酒井若菜松尾スズキの揃い踏みです。しかし酒井若菜さんは松田龍平さんにあんなに凝視されてなお、ちゃんと演技ができるなんて凄いなぁ(四巻帯参照のこと)一般人ならあれです。泡を吹いて気絶です。もしくは心肺停止です。どんな綺麗な女優さんでも、「美しさ」という観点では松田龍平さんには適わないと思うの。松尾スズキ氏や羽生生純氏(作者の方)が「比類なき鬼才」だとしたら松田龍平さんは「比類なき美貌」です。

ともあれ、『恋の門』は五巻で完結ですからあと一巻しかありません。早く続きが読みたいような、そんなに早く読んだら勿体無いような、複雑な気分です。



ところで昨日のコメント欄に敬愛する先輩方が続々とコメントを下さり、おたおたするばかりです。ろくなおもてなしもしませんで。申し訳ありません。(もう、自分でも何がなんだか良くわかっていない)

私の為に死んでくれるという人が現れたとしても、その人が本当に死んでくれるとは私はとても信じられないので「そう言ってくれるのは有り難く受け止めますが、言ったからにはもしも私が『死のう』と誘ったら必ず同意して下さいね」と答えて嫌な奴だと思われてしまうと思います。この台詞は凄く難しいのです。でも、本当に好きな人には絶対私なんかの道連れになって欲しくないのです。
あ。自分の一番好きな人が心中を持ちかけてきたら私は死ぬなぁ。だって、じゃぁ、別の女と死ぬよ、と言って本当にそうされたら悔しいもん。一人で死ぬよ、という人なら一生懸命止めようと思うけど。そんなにころころといろんな女に心中を持ちかける男、というのがいっぱいいるとは思えないけど。


ありのりくん。世の中にはこういう切羽詰った愛情を抱えて生きている人間もいるのです。己の幸せを鑑み、私の言うことを少しは信用して、私に幸せのお裾分けをしなさい。私のたった一つの楽しみくらい実現してくれてもいいと思うの。ね。

それから、唐突に「お砂糖連盟」の加入者を募集しようと思いつきました。己の体が甘いお砂糖で出来ていると思う方は、そのお砂糖振りを添えて申し込んでください。活動内容は未定ですが恐らく「甘いものをしこたま食する」同盟ではないかと思います。