お魚くわえたどらねこ。

変愚かしいことに今日は「財布を忘れて」外出してしまいました。下手にバスカードだけはあるものだから都市高速にのるまで全然気がつかなかった。こんな失態は五年ぶりくらいです。本当です。信じてください。

一向に参加作品の集まらない(と言うかこれ、本当に集まるんですよね? 先輩?)「究極・至高の口説き文句」ですが、「エントリーナンバー1」というのはただそれだけで審査員(まぁ、つまりは私ですが)の心をある程度捉えるものである、ということは注記しておきましょう。詳しい場面設定は七日の記事をご参照ください。しかし良いのかなー。参加してくださる(と私が決めている)方はみんな、立派な「大人の男」ですよ。審査員が私じゃ張り合いがないんじゃ? あ、もしかしてだから、参加作品が集まらないの? わーごめんなさい。許してください。
ところでこの対決に、ついに御大(http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/6528/diary/diary.html)の御出座しです。有り難いと言うか、恐れ多いと言うか、勿体のう御座います。
「最良の振り方」か(上記参照)。「振る」だと「究極」だの「至高」だのという楽しい感じじゃなく、「これとこれならまだこっちの方がこの人を傷付けずに済むかな」という消去法な選択になるかと思います。私は以前(多分、「恋人の呼び方論争」【「p-fe-rd」や「脳味噌サラダ外科手術」をご参照ください】がたけなわだった時だと思うな)他の男と付き合っている女の人に(それと知らずにでも、知った上でも可)「自分と付き合って欲しい」と告白した時に、返ってくる返事が「彼氏が居るから駄目」と「恋人が居るから駄目」と「連れが居るから駄目」と「男が居るから駄目」と四種類あったら、どれが一番すんなり諦めらるか、調査しようとしたことがありますが、どういう訳か(笑)誰からも返答が寄せられなかったので断念したことがあります。よくわかんないけど、「相方が居るから駄目」は使わない気がする。「相方」は同性同士の会話で出てくることはあっても異性には使わないんじゃないかな。
暫く付き合った人と別れる時の言葉はもっとずっと難しいぞ。森瑶子さんの短編「ガビデ・ガビ」(だったと思う)に「ジゴロが手を出すのは飛び切りの美人か飛び切りの醜婦。なぜならどちらも凄くプライドが高くて絶対修羅場を演じないから」というようなことが書いてありました。一理あるなぁ、と思います。しかし、なかなか飛び切りの美人か醜婦とばかり付き合う訳にもいきませんからね。ここは大いに頭を悩ませなきゃなりますまい。
以前から気に掛かっていたのですが、よく美人で格好よくて床上手そうな女の人が平凡な青年の気を引く時に「天国に連れてってあげる」とか「極楽見せてあげる」とか言う類の言葉を使うじゃないですか。そういう種類のお話の中では。あれって現実に言う人居るのかな。私は絶対言えないな。私として、相手の人が「極楽見た」気になってくれるとは到底思えない。世の女の人はよほど自分の体とか技術とかに自信があるのかなぁ。謎だ。


さてさて。「木曜の夜といえば人間の証明」だったのですが、とうとう終わってしまいました。子供を産んでみないとどうにも言えないことですが、郡恭子さんのやったことはわからないでもないな。『誰も知らない』のお母さんと一緒。「私が幸せになっちゃいけないって言うの?」ということだと思います。そして郡恭平くんは『誰も知らない』の明くんの爪の垢でも煎じて呑んだ方がいいと思う。母親の役目をお金で購おうとする、と恭平くんは怒っていましたが、そのお金さえ貰えない子供だっていっぱい居るんだ! 登場人物のその後、みたいなの、私はあまり好きでは無いのですが、ドラマの中だけでも棟居さんが幸せそうでよかった。あと、横渡さんにも幸せなたくさんの人生が用意されているようで。小説家よりもテレビ番組に携わる人のほうが根が優しいのかもしれないな、と思いました。


補注
あ、この日記の名前『更紗眼鏡』というのは万華鏡のことですから。今日、これは「眼鏡を掛けた更紗未々さん、ということですか?」と聞かれて大変衝撃を受けたので。
それから昨日「男の人ってそんなに出来るもんなんですか?」と世に問うたのに矢張り誰も教えてくれなかった。当然と言えば当然ですが。(正面切って詳しく教えてもらっても困りますが)