映画の日。

映画の日だった上にアルバイトもお休みだったので映画を見てきました。学校でお友達の狂い猫さまと落ち合って、キャナルシティへ。意見の一致を見た『LOVERS』を共に鑑賞致しました。
前評判通り大変美しい映像で。加えてワダエミさんの衣装が素敵で。はぁ、と溜息。ただ、肝心の物語は今一つ。なんか、「予告編を見れば映画を見なくても大体わかる。映画を見ても予告編以上のことはあまりわからない」という感じ。きっと、あの監督さんは「女はたった三日で三年も自分を愛し続けてくれた男を裏切ることが出来る。但し、それは(三日の恋の相手である)男の顔が綺麗だった場合に限る」と言いたいんだと思います。熱烈な金城武ファンの狂い猫さまがあまりめろめろしていなかったので、余程「めろめろ」に訴えない作品なんだなぁ、と思いました。金城武さんは大変美しかったです。そこは力説。

その後、続けて『華氏911』を見ると言う狂い猫さまと上映時間までディッパーダンでクレープを食べました。キャナルシティのディッパーダンってクリームの量が凄く多くないですか? 私はかなり甘いものが好きですが、さすがにあれを「もう一つどうぞ」と言われたら断わるなぁ。続けて、は絶対無理。今なら食べるかもしれないけれど。
近いうちに『誰も知らない』を見る予定です。動き、喋る、柳楽優弥くんが見られます! 私は日本で一番綺麗な(若い)男の人は松田龍平さんだと思っているのですが、彼はそれに匹敵する綺麗さだと思うの。『誰も知らない』のポスターを見るだけでくらくらする日々です。

ところで最近、小池真理子さんが好きです。特に最近の「大人の女の人」な小説が。大学二年生の頃『欲望』をとりつかれたように読んで、あまりに切なくて、もう二度と読まない、と決めていたのですが。最近またちまちまと短編を読み出してみたら相当に素敵です。文春文庫から出ている『天の刻』(中でも表題作が素晴らしいと思う)が目下の私のお気に入りです。短編「天の刻」と『欲望』って近い作品だと思うなぁ。なんとなく。
中学生くらいの頃、新聞に林真理子さんの写真が出ていたのを見て(彼女はその頃から美人のなり方本、みたいな企画をしていたのだと思うけれど)「林真理子さんがこんなに綺麗になっているよ!!」と母に報告したら、「それは小池真理子さんの写真でしょ」とたしなめられたことを思い出しました。うーん。