ろくでもない。

最近の私ときたら。お嬢さん方にろくでもないことばっかり教えているので、くびにならないかひやひやします。ふふふ。

お友達と喧嘩しちゃって、今仲直りしないと卒業したらぜんぜん会えなくなっちゃうかも、と心配しているお嬢さんに「そんなの。卒業して彼氏でも出来たらどうせ会わなくなるんだからいいじゃないの」と言ったり。
六年間も同年代の男の人と話したことないから、お友達が出来るかわかんない、と心配するお嬢さんに「大丈夫。最初はすごーく優しくしてもらえるから。でもそのときの只のご飯は何で只なのか考えないと恐ろしいことになるのよ」と教えたり。
「みんなは三回くらい男に騙されて多少は悲しい目にあったほうがいいと思うよ。痛い目とか怖い目とかよりはましだよ」とか「その、今身につけてる人間関係の仕組みは卒業して学校を一歩出たら、すべて忘れた振りをして生きていくのですよ」とか。

友人の夫や恋人の話をするたびに「わー。こわーい」と言われているのですが(ちなみに、ありのりくんは彼女たちの中では「妻を電話に出さない夫」として認識されている)あまり甘い幻想を抱いて世の中に出て行って痛い目にあうよりも、最初から何の期待もしていないで、想定内の酷い目にあうほうが痛手は少ないと思うのです。私、嘘は教えていないですよね?


あ。お嬢さんたちは「姦淫」だの「淫行」だのいう単語に付箋を貼り付けながら聖書の授業を受けていたそうですが、卒業するまでに牧師の先生とキリスト教の精神と当の聖書に心から懺悔していって欲しいと思いました。あはははは。