私の仕事は。

女子高生好きの人には「仕事」じゃないんじゃないかとさえ思ってしまいます。
昨日は四限の普通授業のあと賢いクラスのお嬢さん方に誘われてディスカッションの練習へ。

お嬢さん方はそれぞれ看護婦、歯科医師、医師、教員、それから国際社会について学んでフライトアテンダントになるのが目標の方々。私が日頃接しているお嬢さんがたよりもかなり賢い人々でした。
ディスカッションのテーマはあみだくじの結果「ジェンダー」と「少子高齢化」に。たとえば女性専用の車両を作るのは手っ取り早くありがたい策だとは思うけど、それってジェンダーの問題としてみたときどうなの? とか、ヨーロッパのどこかの国は三人目の子供から養育費が只になるらしいけど、それって日本でやろうとしたら何か問題なの? とか話しました。

女性が高学歴化したから少子化が進んでいるとか言われるけど、別に結婚って経済的に男の人を頼りにしたいから、という目的だけでするもんじゃないよねー。とお嬢さんたちは言っていました。
「大きな、自分じゃなきゃ出来ない仕事を目前にして、突然『子供が交通事故で病院に運ばれた』と連絡が入ったらどうする?」という話もしましたよ。医療系の人たちは「行けないと思う。だって、自分の仕事も命を扱うことになるんだもん」と言ってました。私にそんな難しいこと聞かれてもねぇ。でも教員って、自分の子供他人任せにしてまですることかなー、とも思うし。でも、そういうときに「子供優先」とか言うと「これだから女は」と言われるだろうし。
男の人はそういうときでも別に仕事を優先してもそこまで非難されないんだろうな、とも言ってましたよ、お嬢さんたち。


その後、教員としての態度についてお嬢さん方にさまざまな教唆を受けたり、女子高生の日々考えているさまざまのことなどをこっそり教えて戴きました。ほほほほ。

結局四時間も(!)話し込んでいたのですが、かなり楽しい時間をすごせましたよ。うん、生徒さんと話しているというよりもお友達と喋っている感じでした。いいのかな、いことにする。