向いていないのかもしれないと思った。

そういえば、学校の先生って「集団生活を維持するためにやってはならないことをやったらそれをとても怒らなくてはならない」お仕事だったのですね。
通った高校が「別にそういうのはどうでもいい、というか犯罪さえしなきゃ別にいい」というスタンスだたため、すっかり忘れていましたよ、学校の先生って時には怒らなきゃならないお仕事だったということを。
むむむ。この件について思いをはせると暗澹とした気分になるなぁ。やめよう。

それはともかく、先日の文化祭でお世話したお嬢さん方の動物愛護の企画が一万五千円くらいの募金を集め、寄付先に持っていくそうです。「先生はプレゼンをやってくださった方々にお礼のお手紙を書いてくださいね☆」とのとこと。……。やっぱり私がやらなきゃ駄目だよね。はー。しかし代表者のお嬢さんがアンケートを集計したものをくれたので、それを同封することで手紙の拙さを誤魔化そうと目論んでいます。いやー。立派な生徒さんを持つと助かるね!
生徒さん方の志望学部を見ていると「保育科」とか「社会福祉科」とかが多くて、私は自分が高校生のときには「人間は誰かの役に立たなくてはならない」なんて考えたこともなかったなぁ、と思っていたのですが、それをあるお嬢さんに言ってみたら「それはやっぱり六年間もキリスト教を習ったからだと思う」と返答されとても感心しました。
長くお勤めの先生方は「うちの学校の生徒はねー、人はいいんだけど総合的にあたまが悪いのよねー」と嘆いておいでですが、まぁそういう一面は一面として学ぶべきところはしっかり学んでいるんじゃないかなぁと思った次第です。

余談ですが生徒さんがたがここへ来て「古語の動詞の活用」をマスターしてくれつつあるので私はとても嬉しいです。当初は「この調子で今までどうやって問題をを解いていたのだろう」と疑問に思うことだらけだったのですが(尋ねてみたら総て勘で答えていたそうな。でも私は言いたい。それは勘ですらないぞ。きみは文法的な用語を「連用形」と「連体形」しか知らなかったじゃないか!)20点満点のテストをしてみたら平均15点くらいの出来だったのでほっとしました。
あとは「光源氏って本当に居た人じゃないの?」「光源氏の奥さんが紫式部だよね?」などという発言を修正していくことに専念していこうと思います。