そうだったのか!

男性用衣料店のマネキンさんが腰の隠れる丈のすらっとしたコートを着ていたのです。裏地と縁の部分が黒い偽毛皮で、表は暗い灰色の硬そうな生地。「これいいですねー」と言ったら「あなたはこんなホストが着るようなのが好きなんですか?!」と言われました。
即座に「そんなこと無い!」と思ったのですが、私の好きな男の人の格好は「かっちりした服装にじゃらじゃらした装飾品」なので良く考えたらホストの方の格好っぽかったことに気がつきました。でも私はそういうのがあからさまに似合う妙な整い方をした顔じゃなくて、見ようによっては陰惨な感じのする顔立ち(どんなだ?)の人がそういう格好をして「本物の毛皮でも贋物に見える。本物のロレックスでも紛い物っぽく見える」な感じになっているのがとても好きです。
同じ研究室に「ホストっぽい」とほとんどの女子生徒から評されている二十歳の少年が居るのですが、彼は残念ながら顔立ちまで本物のホストっぽい整い方をしているので駄目だなぁ。
あと、本物のホストの人みたいに、わーっと大騒ぎ出来る性格の人も駄目だ。私は陰陰滅滅とした人が好きなんです(にっこり)
こう、売れたことが一度も無いから落ち目にすらなったことが無い、年齢的にも盛りを過ぎたようなホストで、不摂生が祟っているから何処か具合が悪そうで(←重要)終業後には仕事の鬱憤を晴らす為に更衣室でロッカーを蹴り付けているような人が好きです。だんだん訳がわからなくなってきました。えへへへへ。