逃亡先について。

年明け提出の恐怖の超重要書類の提出がもしも間に合わなかったらどこに逃げるか、というのが最近研究室のテーマです。
これまで万葉集の時代から女性の自害の定番であった入水を、真間手児奈(ままのてこな)や菟原処女(うないおとめ)に倣って決行しようと思っていたのですが、よく考えたら入水は『源氏物語』の浮舟や『狭衣物語』の飛鳥井のように失敗の可能性があるので断念。
仕方がないので文字通り「清水の舞台から飛び降りる」も検討したのですが、観光客の方に迷惑が掛かってはいけないと思い、また、研究室の性質上、京都には愛憎半ばな気分なので保留。
そもそも、命を絶つまでいかなくてもいいかなーと思いはじめ、得度出家も考えました。出来れば尼そぎ程度で留め、ほとぼりが覚めたら還俗したいと思います。が、そんな態度では尼寺を追い出されてしまうかもしれない(ちょっと前まで貧困家庭の少女は「郭にいくか、尼寺にいくか」だったらしいですね)ので、もうちょっと覚悟の要らない所はないかと考えました。
そしてついに「凄い山奥の秘湯の温泉宿の仲居になる」という素晴らしい逃亡先を思いついたのです!! これは良い。死ななくても良いし、覚悟もあんまりいらないだろうだし。馴れたら秘湯に浸かってぼんやりできるかもしれないし。
ちなみにお友達の中には「北に逃げると見つかりそうだから意表を突いてハワイに逃げようかな」と言う人や「海の家のおねえさんになろうかな。日焼けしたら人相も変わるだろうし」と言ってる人もいました。

というわけで更紗未々が此の世に居場所がなくなったときに匿ってくれる凄い山奥の秘湯を募集しようと思います。皆さん宜しくお願いします。