先生、あのね。

学部時代の恩師に会いました。彼はうちの比較的近所に住んでいるのですが、なんと今、自転車通勤をしているそうなのです。因みに彼のおうちと勤務先(私の母校)とは地下鉄姪浜駅から貝塚駅の距離と同じか、それよりちょっと遠いくらい。なんてパワフルな。四階にある研究室に遊びに行ったのですが、そこにはTシャツとジャージとヘルメット、それから立派なマウンテンバイクが鎮座していました。
「先生、これ持って上がるんですか?」「うん。外に置いてたら汚れたり誰かに触られたりしそうで嫌だから。これ、命の次に大事だし」 先生は「ハワイである自転車の初心者向きレースに出場したい」とも仰っていました。うーん。私は二度ほど先生のお車に乗せて戴いたことがあります。でも、きっとあの自転車には乗せて戴けないだろうと思います。あの形態ではどう頑張っても二人乗りは無理だ。先生、私は車の方がいいなぁ。

ところで昨日「メンズバレンタインデー」について紹介したのですが誰かお試しになった方はいらっしゃるのでしょうか? もしもいらしたらその成果に尽いてご報告戴けると幸いです。しかしどうせ制定したのなら、下着屋さんがもっと宣伝に力を入れればいいのに、と思わないでもない。まだそこまでの仲じゃない若輩者をターゲットにするよりも「夫が妻に」贈る、とかにしたら良かったんじゃないかな。指輪とかピアスとか、そういう人目につくものを贈って「見て見て、これ俺が買ってあげたの」と顕示したいのが恋人時代だとすれば、自分以外には誰も見ないであろう妻の下着に幾許かのお金を掛ける、というのはなかなか贅沢な感じです。現実にはそんな「釣った魚に高級餌を与える」ような男の人なんて殆ど居ないんだろうけどさ。日本中に一組くらい、そういう夫婦があってもいいじゃないか! と思わないでもない。
 

最近やけに我が家の居間が静かだと思ったらテレビが壊れていたのでした。享年13歳。テレビさん、お疲れ様でした。うちの家電の皆さんは概ね長生きなのですが(最年長は25年間現役で頑張っている扇風機さん)毎日使うテレビさんがここまで長持ちしたことについては家族一同深く感心しています。
でも映らなくなったテレビってただの箱なんですね。困ったものです。新しいテレビを買おうと今検討中なのですが、テレビって、結構高いんですね。しかも地上波とかデジタルだとかハイビジョンだとか私には理解不能なことがたくさん書いてあるのでカタログを見る気も起きません。母に至っては「今月は出費が多いからテレビを買うお金なんかないよ」と切なくなるような発言をします。どうなることやら。うちの父は一応機械学科(?)を卒業しているので「家電に強い」ことだけを売りに家族に接して来たのですが、最近の家電の複雑さは彼の手には余るようで、その謳い文句の威光が頭髪の厚みと共に薄らいでいっています。
父の威厳などは別にいいので、私は早く、大きくて綺麗でたくさんの局が写る、素敵なテレビが来て欲しいです。