青い鳥。

なんだか凄いぞ、青い鳥疑惑。http://d.hatena.ne.jp/pandamarch/20050925
私は『青い鳥』は子供絵本でしか見たことがないのですが、なんだかえらく美味しそうなご馳走の絵とか、妙に擬人化された犬猫の絵とか、きらきらした光の精だかなんだかしか記憶にないのだけど、肝心なのは旅に出る前と帰ってきた後だったのに。挿絵の愛らしさに誤魔化されていたとは私は本当に幼少の頃から迂闊だったようです。

隣のおうちは豪勢なクリスマスのご馳走を食べているのに、自分たちは質素な食事だけ。それなのにそのおうちの娘さんが自分の飼ってる鳥を欲しがってるなんて聞いたら「死んでもなんにもやるものか」って凄く思うだろうな。
夢の旅から帰ってきたあと、あっさり鳥をあげちゃうのって「ご馳走を食べられるのばかりが幸せとは限らない」とかいう教訓を得たから? なんか、やっだなぁー。

なんか童話に仮託して難しいこと言うのっていやだな。

高校の現代文の教科書に「鳥の名前を知るまではその鳥を認識しなかった。名前を知ってから存在を意識するようになった」という趣旨の文章を見た記憶があるのですが、「青い鳥を探したから自分の鳥も青く見えるようになった」ってこと?
そうだとしたら「現在鳥は青い」ということまで疑わしい感じにならないですか? 自分が幸せだと思い込む過程があの夢の旅で、その思い込みの中で見るから鳥は青いっていうこと? 


なんか最早「系譜学」とか「解釈学」とかどう絡ませて考えたものか、よくわからなくなってきました。



……。とか何とか変な方向に思考していたら、ゆ先輩のところhttp://app.blog.livedoor.jp/black_hat_13/tb.cgi/50114602でこのような展開が。
うーん。私、哲学ってものがそもそもわからないかも。
系譜学は解釈学の一分野である、みたいな考え方は「そうだなぁ」と思いました。だから系譜学が解釈学とごっちゃになっていくみたいな記述が生まれるのですよね?

ところで先輩、『転校生とブラックジャック』って、どんな意味のある組み合わせなんですか?