みなさん、ただいま。

九州南端の砂蒸し温泉の国から帰って参りました。ふぅ。
更紗未々のおじいさん・おばあさんは父方、母方共に砂蒸しの国でのんびり暮らしているのですが、さすがに高齢なのと折角春休みということもあって母と弟と訪問したのです。
たまに訪問している母から祖父母の吃驚生活ぶりは耳にしていたのですが、実際目の当たりにすると頭のくらくらを押さえられませんでした。あはははは。

父方の祖母からは延々延々数年前に亡くなった祖父の若い頃の話、及び祖父に対する惚気話を聞かされました。このおばあさんは都合の悪いこと、嫌なことはすべて綺麗さっぱり忘れてしまう素晴らしい能力の持ち主なので、お酒を飲んだ祖父に大層叱られたり罵られたりしていたことはさっぱり忘れ、「おじいさんは素敵だった」とばかり繰り返し、ふと「私は18歳くらいの頃からなんにも変わった気がしない。子供を産んだくらいだけど育てた気はしない」と発言し、そんな祖母を母に持つ父を思いやったりしていました。
あと、このおばあさんはお料理(というか家事全般。私よりも出来ない)が大嫌いなので、いつもおじいさんに小言を言われていたのですが、そんなことを棚に上げて「もしもお嫁にいったら旦那さんの面倒はよく見てあげなくてなならない」と私にしみじみと指導しました。もう、世の中の若いお母さん・奥さんたちは、あまりお年寄りの苦言をまじめに聞かないで、話半分に「はいはい」と言っていればいいのだなぁと思いました。
で、おばあさんは日頃一人暮らしなので話し相手を急に三人も得て元気を出し、なんと夜の12時まで喋り続けたのでした。もう81歳なのに。帰りにラジカセをプレゼントしたら「これで寿命があと2年延びた」と喜んでくれましたが、このおばあさんは2年なんて目じゃなく、あと20年は普通に平気で生きるだろうと確信しました。

母方の祖父母は二人で山ほど薬を飲みながら生活していました。このお祖父さんは大層性格の穏やかなお祖父さんで、おばあさんがすぐに威張るのを笑って聞き流しているので立派なものだと感心し「夫婦で60年も一緒に生活するというのはこういうことか」と空恐ろしいような気分になりました。おじいさんは孫(というか弟)と焼酎が飲めてとても嬉しかったようです。弟の年の頃、おじいさんは復員し大学に復学したのですが、その頃の話を楽しそうに話してくれました。お年寄りだから話が言ったり来たりして時間が掛かるのです。そうしたらおばあさんが「で、結論はなんなの?」と突然話の腰を折ったので、困ったものだと思いました。おばあさんはおじいさんに風邪を引かせないことに命をかけているので、おじいさんはお洋服を7枚も着せられていました。母が「おじいちゃんはね、おばあちゃんに逆らって風邪を引いたらどれだけ怒られるかと恐ろしいから、何でも言うことを聞いているの」と言っていました。

まぁ、何はともあれ、おじいさんもおばあさんもそれなりに元気に楽しく過ごしていたようで安心しました。母があまりにも母方のおばあさんと顔がそっくりなので、また空恐ろしいような気分になりました。あはははは。


で、秘密結社六本松支部の方で、焼酎好きの方(そしてぽんだ先輩のところへ遊びに行ける)は一言連絡をくださると良いことがあるかも知れないかも知れないと思いました☆
あ。あと、ふえさんにはチーズ饅頭のお礼をしようと思うので都合のつく日時を教えて頂けるとありがたいと思いました。