祖父母の話。

母が月曜日から祖父母の暮らす九州南端の温泉の良く沸き出でる地に行き、今日帰宅しました。例によってうちの祖父母は不思議生活をしているらしく、真剣に心配するときではないかと思うようになりました。はぅはぅ。

その一。(父方の祖母の話)
玄関には鍵が掛かっているのに窓という窓を総て網戸にして(勿論平屋建て)こたつにあたっていたそうです。母が指摘すると「あ。そうだった。寒いと思ってた」と言い、更に「隙間風がいっぱい入ると換気になって良いかなぁー、と思ってたの」と平然と続けたとか。
そんな祖母は明日当地で行われる「梅沢富美男ショー」に一緒に行ってくれるお友達を募集中です☆


その二。(母方の祖父の話)
「補聴器は眼鏡と一緒だと思ってください。眼鏡を外すようなとき(入浴とか就寝時とか)には外してくださいね」とお医者さんに言われた祖父。今まで朝起きたら掛けていた眼鏡を掛けるのを我慢して、朝食後新聞を読むときまでふらふらと裸眼で過ごしているのだとか。あまり掛けたがらないのは補聴器の電池が減るのを極度に懼れているためらしいのですが、いよいよ電池が切れるとそのたびに補聴器やさんを呼びつけ「また電池が切れましたよ」と出張交換させているそうです。叔父に好い加減電池交換を覚えるよう叱られ、悔し紛れに「昔はお前に同じことを言って叱っていたんだ」と呟いたとか。また祖父は未だに「携帯電話に電話を掛けると着信履歴が残る」ということが理解出来ないので、「さっき電話があったね?」と履歴を見た先方から電話が掛かってくると大層驚いているそうです。



その三。(母方の祖母の話)
祖母が自転車で買い物に出掛け、母はその間に近所に挨拶に行こうと徒歩でで向かったのだそうです。勿論祖父に「ちょっと○○さんのところまで行ってくる」と言い残して。そうしたら母が帰宅する前に帰ってきた祖母が「母が居なくなった」と騒ぎだし、「ちょっと挨拶に出かけただけだ」という祖父の発言を無視して(祖母は祖父の能力が著しく劣っていると信じているため)「理代子(母の名前。仮名)を探しに行ってくる!」と、飛び出していったとか。ちなみに時刻は午後五時。母の年齢は五十歳。今時五歳の子供だってこんなに心配されないぞ。
帰ってきた母が叱りとばすと祖母は「だって。最近物騒だから心配じゃないの」としょんぼりと言ったそうです。


そんなこんなで、私の祖父母は毎日元気に妙な暮らしをしているみたいです☆